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エドガー・アラン・ポー
日本には東京を始め、全国津々浦々の都市や町で探偵が存在する。現実の世界だけでなく、フィクションの世界においても探偵は様々な活躍している。諸説あるものの、世界初の推理小説は一般的にはエドガー・アラン・ポーの短編小説「モルグ街の殺人」であるといわれる。しかし、100年ほど前に書かれたヴォルテールの『ザディグ』の一編『王妃の犬と国王の馬』のように推理に重きが置かれた作品もある。さらには『カンタベリー物語』、『デカメロン』、聖書外典『ダニエル書』の『ベルと竜』にも推理小説のような話が収録されており、どこに端を発するかという議論は尽きないようだ。推理小説が生まれた背景として、確実にいえるのは1830年代にイギリスにおいて警察制度が整ったことにより、犯罪に対する新しい感覚が生まれたということである。
ニューゲート小説
1830年代に一世を風靡したニューゲート小説は、ニューゲート監獄の発行した犯罪の記録を元に書かれた犯罪小説であり、後の近代推理小説が生まれる基盤を作ったといえるだろう。また、権利と義務の体系が整い、司法制度や基本的人権の尊重がある程度確立した社会が成立していることも、推理小説に欠かすことのできない要素であると考えられる。
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